いつの時代にも陶器は日本人の生活の必需品でした。その美しい形、色、意匠は使用されることでいっそう輝きを増すのだと思います。おもわず使ってみたくなる、使わないときはそこにあるだけで心が和んでくる、そんな陶器の作品をご紹介いたします。
陶歴

1986年  茨城県笠間市内の窯元で修行に入る。
1990年  窯元より独立。「あじさい工房」築窯
     毎日新聞社主催第24回女流陶芸公募展において
     女流陶芸大賞を受賞
1991年  水戸「画廊異人」にて個展
1992年  東京「銀座陶悦」にて個展
1993年  水戸「京成デパート美術画廊」にて個展
1994年  つくば「ギャラリー吉瀬」にて個展
1995年  石岡「香丸資料館」にて個展
1996年  東京「銀座陶悦」にて個展
1997年  東京「三越新宿店」にて二人展
     青森「ギャラリー銀河」にて個展
1998年  青森「青森市民美術館」にて個展
     広島「ギャラリー永井紙店」にて個展
     第9回創作公募「北の菓子器展」入選
1999年  青森「ギャラリー銀河」にて個展
     水戸「伊勢甚」にて個展
     笠間「きらら館」にて個展
     阿見町「くらやギャラリー」にて個展
2000年  ひたちなか「ギャラリー エスパース」にて個展

◆わたしはこれまでもいろいろな仕事、趣味を通じて、内からの「表現したい」という創作欲に形を与えてみたいと思い続けてきました。そんな折訪れた益子で、わたしは陶芸の魅力に引きこまれていったのです。それまで仕事や趣味で蓄積してきたものは、すべてここにたどり着くためだった……。そう感じたわたしは窯元で修行を始めたのでした。

◆茨城県笠間市の窯元で、わたしは単なる焼物制作にとどまらないたくさんの貴重な経験をしました。始めてたったの3年で独立というかなり思いきったことが出来たのも、幸運とともに笠間の陶芸家たちに流れる積極進取の気風が幸いしたのかもしれません。独立した年(1990年)、毎日新聞社主催の第24回女流陶芸公募展で女流陶芸大賞をいただくことが出来たのは、ひとつの実績になりました。以後、毎年の個展開催でスタッフも増え始め、販売面の充実を図るため、自分の店「ギャラリー青い花」を持つにいたったのです。

◆わたしの作品を分類すると、花器、陶板、陶灯、そして食器類の4つ。どれもこれも日常生活に密着したものばかりです。
和・洋どちらにも合うように考えて作っているので、和室にも洋間にも映えますし、和・洋どちらの花も引き立てます。また、アイデア次第でいろいろな使い方が出来るのもわたしの作品の強みになっています。わたしが思いもよらない使い方をされる方も結構いらっしゃいます。きっとあなたも、あなただけの夢のあるインテリアを演出していただけると思っています。

◆陶芸というとよく「大地」や「炎」がイメージされます。大地と炎の接触によって生み出されたアート。でも、わたしの作品はそうした大地の重みより、独特の青みによって大地から垂直に浮き上がろう、水平に広がろうとします。それを浮遊感、あるいは生命感と表現する人もいます。青い陶が、あなたのお部屋の花や灯り、インテリアと奏でるすがやかなアンサンブルをお楽しみください。